ボクサーのウェイトコントロールについて|元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田順裕さん
元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者で現在はNEYAGAWA ISHIDA BOXING CLUB会長をされている石田順裕さんにインタビューさせていただきました。インタビューは3回に分けてご紹介していきます。第1回目はボクサーのウェイトコントロールについてお話を伺いました。
トレーニング内容について
──今回は「ウェイトコントロール」についてお話を伺わせていただきます。まず現役時代、普段からどのようなトレーニングをされていましたか?
ジムでのトレーニングはもちろんなのですが、早朝ランニングやラダーなどのコンディショニングトレーニングも行っていました。コンディショニングトレーニングの時間は、大体1時間ぐらいで週3〜4回ほど行っていました。あとは、フィジカルトレーニングも取り入れていましたね。ボクシング以外のトレーニングもたくさんやっていました。
──ボクシング以外のトレーニングも行われていたとのことですが、具体的にはどういうトレーニングになるのでしょうか?
例えば、俊敏性を増していくトレーニングであったり、反応を良くするトレーニングですね。最近は、ボクシング以外の色々なトレーニングを取り入れている選手が増えてきていますね。
食事で気をつけていること
──ウェイトコントロールには食事も大切になると思いますが、食事で気をつけていることはありましたか?
食事で気をつけていたことは、季節の食材をバランスよく食べることですね。食事メニューなどの食事管理は妻に任せていました。春の食材や秋の食材といった旬の食材を使った料理を作ってもらっていました。あと、食べすぎないことも大切です。バランスの良い食事でも食べすぎると内臓が疲れてしまうので、食べすぎないようにしていました。
1番大変なこと
──ウェイトコントロールで1番大変だったことは何ですか?
好きなものを食べれなかったり、水分カットで水も飲めなかったりボクサーは我慢しないといけないので大変でした。特に試合前の減量は、水分カットしているので汗も出なくなってきます。そんな状況でも我慢して、体重を落としていかないといけないので大変ですね。
──今回はウェイトコントロールを中心にお話を伺いました。汗も出なくなるまで我慢するという減量の大変さを改めて知ることができました。石田順裕さんインタビューありがとうございます。
第2回目は「ナップルボックスとの出会い、思い出」についてご紹介させていただきます。ぜひ次回も楽しみにしていてください。